HSP向けの仕事とは。HSPの私が販売営業して失敗した話。

今日は、HSPの人に向いている仕事について考えてみたいと思います。

働かざるもの食うべからず。
疲れやすからって、人と付き合うのが苦手だからって、家で寝ているだけでは生きていけないですよね。
なにか仕事を見つけて、働かないといけません。

HSPの人が、自分の能力を最大限に活かせる職場とは、どんなところでしょうか。

私の実体験も踏まえ考えてみたところ、どんな職種であれ、環境が大事なのかな?と思っています。
HSPの敏感さ等は、使い方によって色んな仕事において役立つ能力だと思います。
しかし、その能力を発揮できるかどうかは、周りの環境によるところが大きいからです。

HSPは、監視されていると実力を発揮できなかったりしますし、周囲の人間関係にも強く影響を受けるので、仕事を探す際には、仕事の内容だけでなく、仕事をする環境、働き方なども考慮して選べると良いですね。

HSPに向いているとされる仕事

  • フリーランスの仕事
  • アーティスト
  • カウンセラー
  • 編集者
  • ライター
  • プログラマー
  • 清掃員  などなど

結構多岐に渡っていますが、実際はどうなのでしょう?
自分を例に、営業職と、制作系の仕事の場合を考えてみます。

営業職は向かない?HSPが販売営業をしてみた結果。

社会人になってはじめての仕事は、呉服の販売営業の仕事でした。

着物を売る仕事だよ。

昔から、神社やお寺、着物、伝統工芸品など、日本的なものが好きで、「毎日綺麗な着物がみれる♩職人さん達にも会える♩」とそんな軽い気持ちで就職しました。
今思えば本当に浅はか(^-^;

世間知らずの私は、「販売とはいえ、着物屋さんってそんなに人も来ないし、まったりした仕事なのかな?」と思っていましたが、全然違いました。

蓋を開けてビックリ。ゴリゴリの営業職だったのです。
結局1年半しか続きませんでした。
理由は以下のとおり。

ノルマがキツイ

「展示会」と呼ばれる着物の販売会が年に何回かあり、そのたびに「予算」という名のノルマが課せられました。
入社の際、「ノルマはありません」との話でしたが、「ノルマ」はないけど「予算」はあります(^-^;
予算にいかないと、しれ〜っと着物を着付けられ、電卓弾かれ、社員販売会のスタート。
これは・・・十分ノルマではないかと思います。

電話営業がキツイ

当時は、今ほど個人情報の取り扱いが厳重でなかった頃で、振袖のシーズンになると本社から成人式を迎える子供のいる家庭の電話番号のリストが届きます。

そのリストに沿って、片っ端から電話をかけていくのですが、まだ20代前半のウブな(?)頃、最初はどうしてもかけられなくて、電話の前で沈黙してしまっていました。

店長が定規を手にパシパシやりながら、電話の前で固まっている私の後ろを行ったり来たりして圧をかけてくる。

なるようになれ!と勇気を振り絞って電話をかけてみても、ガチャ切りならまだ良い方で、「どこで調べてきたんだ!」と電話口で怒鳴られることもありました。

コワイコワイ。

人に声をかけるのがキツイ

洋服の販売員さんなら、お店に入ってきたお客さんに対して接客していくのかもしれませんが、イマドキ着物が欲しくて買いに来るお客さんなどそうそういません。

ではどうするかというと、店頭に立って、道ゆく人に声をかけます。
そして、そのまま店内に誘導して、着付けして、販売して・・・となるのですが、もう最初の声かけの段階から苦痛。

スルーされるのはしょっちゅうで、その度に傷ついてました。(HSPは傷つきやすい)

相手の気持ちを考えていたら仕事にならない

HSPの人は、無意識のうちに、相手の気持ちに敏感に反応してしまいます。

着物を買うお客さんは、おばちゃんやおばあちゃんばかりではなく、その頃の私と同じくらいの若いお客さんも結構多かったのです。
顧客フォローの一環で、一緒に着物でお出かけなどもしました。
そんなこんなで、自分を訪ねてきてくれるようになったり、手紙や年賀状をくれるようになったりしていました。

けれど、あくまでお客様なので、展示会があれば電話をかけ、案内して展示会に来てもらいます。

来てもらったら、販売せずに帰すことなどまずありません。
影で、「破産するぐらいまで売り込め!」とかそんな類のことを何度も言われ、ちょっと私には無理かなと思いました。

「社会って厳しいんだな・・・恐ろしい世界なんだな」という教訓を得ました。
あれ以来、販売員さんの笑顔をみても、あまり信用できません(^^;

そんな販売員さんばかりじゃないよ。

HSPの私が7年間働けた職場はこんなところ。

着物屋を辞めてから、次に就職したのは印刷機材を販売する会社。
社員数12名の零細企業でした。

この頃すでに人付き合いに苦手意識があって、求人を探す際にも、仕事内容のあとに社員数をチェックするようになっていました。

社員数が多い会社だと、たくさんの人と関わらないといけない。それが苦痛だったからです。

「明るく元気な会社です!」「社員が集まってバーベキューします!」みたいな会社も即却下。
ただ淡々と仕事だけして帰る。というような職場が理想だったのです。

そうして見つけたこの会社に、私は結婚するまでの7年間働きました。
決して良い会社では無かったですが(良いどころか結構ヒドイ会社)、会社勤務が向かないと言われるHSPの私でも続けられたポイントは以下の通りです。

人数の少ない男性ばかりの零細企業

おじさん、おじいさんばかりの12人程度の小さい会社でした。
前職は女性メインの職場だったのが一転、男だらけの職場で最初はかなり緊張したのですが、慣れれば気を使わなくて良いし、気楽でした。

1人だけ事務員の女の人がいて、その人が結構キツめの人だったのですが、1人ぐらいならなんとかやり過ごしていけました。

だいたいどこの職場にも一人はヤバイ人がいるというしね・・・

興味ある仕事内容だった

職種としては「DTPオペレーター」ということになっていましたが、小さい会社なので、実際は雑用から制作までなんでもやらされていました。

「何かモノを作る仕事がしたいな。」と思って入ったので、商品を作る仕事は楽しかったです。
黙々と作業して、出来上がったものをみると達成感がありました。

前職が販売で、緊張しながら店頭に1日立ちっぱなしだったのに比べ、エアコンの効いた部屋でパソコンの前に座って、お茶を飲みながら作業する。優雅なことこの上無しです!

・・・実際は嫌なこともあったけど、前の仕事が嫌すぎたので、こちらでは耐えられました。

直属の上司が良い人だった

性格の悪い上司、変なおじさんももちろんいたのですが、直接私に指示を出す上司が良い人だったというのもかなり大きいです。

周りの人の影響を受けやすいHSPなので、近くで働く人の性格は重要な気がします。

穏やかで優しいのが1番!

新しい人と直接会う機会はほぼ無し

基本は上司が取引先の方と話をして、受けた仕事を私に渡すといった感じだったので、私は社外の人と直接話をすることはほとんど無く、気が楽でした。
ネットショップも運営している会社で、お客さんの問い合わせにメールで返信したり、電話で応対したりすることもあって、それはドキドキでしたが、直接顔を会わせるわけではなかったので、なんとか大丈夫でした。

まとめ

どんな仕事でも、HSPの良い面を発揮していけば良い成果が挙げられると思うのですが、私としては、やっぱり営業職はキツかったですし、誰かと協力したり、競ったりすることなく、マイペースでできる仕事が向いている気がします。

私は、同じ職場に7年間勤めましたが、辞められなかった理由として、「自分に自信がないため、転職する勇気が無かったから」というのもあります。
HSPの人は自己肯定感が低めなので、なかなか大胆な行動は難しいんですよね。

私自身、子供も幼稚園に入ったため、また仕事を探さないといけないなと思っています。
さてさて、自分の気質にあった職場に再就職できるでしょうか!?

HSP
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