今日は、明橋大二著「HSCの子育てハッピーアドバイス HSC=ひといちばい敏感な子」を読んで、
私の今までの育児のモヤモヤが、パーーーーッ!と晴れたので、感想を書きたいと思います。
「うちの子、なんだか他の子と違う・・・」「育てにくい子の育児に毎日ヘトヘト・・・」というママさんがいらっしゃいましたら、是非読んでみてください。
育てにくい原因は、その子の生まれ持った気質によるものかもしれません。

「HSCの子育てハッピーアドバイス」の内容と感想
見ているだけで元気が出てきそうなカラフルな表紙のこの本。
中もフルカラーで、イラストや四コマ漫画がたくさん載っているので、取っつきやすいことこの上なしです。
文字も大きく、内容も共感できるものがたくさんあったので、
普段あまり本を読まない私でも、1日で読み切れました。
HSCの特徴を楽しく理解できる
HSCとは、「Highly Sensitive Child」の頭文字をとったもので、「ひといちばい敏感な子」という意味の言葉です。
HSP気質を持つ子供のことで、子供達の5人に1人はこのHSCだと言われています。
まず冒頭から、HSCの特徴などをイラストで可愛く分かりやすく説明してくれるのですが、この時点でもう、「これ、ウチの息子のこと?それとも私のこと!?」と思うぐらい、自分たちとピッタリ重なるのです。
あるある!と共感するところが多すぎて、ついには声を出して笑ってしまいました。
人って、こういう時笑っちゃうんですね。
そのあとは、なんだか嬉しくて、ちょっと涙が出ました。息子の謎が解けた!という感じ。
かんしゃくが激しく、文句が多いです。ささいなことで大げさに騒ぎます。あるいは、ちょっと注意しただけで、逆ギレする。うまくいかないと八つ当たりする。被害妄想的に取る。過度に落ち込むのでフォローがたいへんなこともあります。友達と遊んでいると、それほどではないことでも、ひどいことをされたと言って、ささいなことで傷ついてしまいます。
HSCの子育てハッピーアドバイス P91より
はい、これまさにウチの息子のことです。
この文の後に、この内容を漫画にしたものが載っているのですが、大爆笑です。
ウチの息子を見て描いたのかな!?と思うぐらい。
もし、HSCをお持ちのママさんが読んだら、きっと心が軽くなるはず!
HSCへの親の対応の具体例が参考になる
HSCのことについても詳しく書かれているのですが、そんなHSCに対してどのような対応をしていけば良いかも具体的に書かれていて、とても参考になります。
こんな場合は、こう対応するのが良いよ。と10例ほど、良い例悪い例が載っているのですが、
私は今まで、ほぼほぼ悪い例の対応をしてきていたので、かなり反省しました・・・。
育児がうまくいかない期間が積み重なってくると、だんだん丁寧な対応するのが面倒くさくなってきて、ついガン!と言っておさめてしまうことが多くなっていたように思います。
また、「他の子と違う子を育てようとするなら、他の親と違う親になる覚悟が必要です」という一文にもグッときました。(HSCを提唱した、エレイン・アーロン博士の言葉を簡単にしたものです。)
世の中の5人に4人の非HSCに向けた子育て法とは一旦距離を置き、自分の目で、子供に必要なこと、適切な対応を親自身が考えていく必要があるようです。
今までいろんな育児書を読んできて、試してみて、なかなかうまくいかないことが多かったです。
けれど、今回は納得できる部分も多く、なんだかやれそうな気がしてきています。
(そう言ってるそばから、登園前に、制服で雨の中、傘もささずに庭を走り回る息子を叱り飛ばしてしまいましたが・・・)
おまけ付き
本の帯には、子育てハッピーアドバイスのQRコードもついていて、LINEで友だち登録すると、心が癒されるメッセージがイラスト付きで送られてきます。
早速登録したので、癒されてみたいと思います。
終わりに
HSPの本などを読むと、「こういう時はこう対処する」と具体例を示してくれているものもありますが、その対処法を実行すること自体が、すでにハードルが高い場合が結構あります。
この本は、どれもHSCやHSCを育てるママさんの気持ちに寄り添ったアドバイスで、本全体に優しい雰囲気があり、読んでいて元気を貰えましたし、癒されました。
私の今までの子育てで辛かったこと、大変だったことを理解してくれる相手に、やっと出会えた気分です。
HSPの方や、HSCを育てるママさんは、今までに少なからず傷ついてきたのではないかなと思うのです。
こういう優しい内容の本で、自分たちを知って、また明日からの子育てが楽しくなれば良いなと思います。
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