HSP母の子育て 〜三歳半検診で死ぬほど傷ついた話〜

三歳半検診の悲劇


HSPの人は、非常に繊細で傷つきやすい特徴があります。
私も昔から、傷つきやすいタイプだと思います。

そんな私が育児をしていて、ザックリ心がえぐられた出来事が三歳半検診でした。
私の育児へのコンプレックスを激増させ、「もう相談するのやめよう・・・」と思わせた検診での出来事について書いてみたいと思います。

泣き出す息子

息子の三歳児検診に、私は少し期待をしていました。
2人目が生まれて、赤ちゃん返りなどもあり、ますます困難になる育児・・・。
元々人に相談することが苦手な私は、「この機会はチャンスだ!専門家の方に色々聞いてみよう」と思っていました。

検診に行くと、たくさんの人!人!
前回の1歳半検診の時、たくさんの人がいるところが苦手な息子は、終始大号泣。

同じ歳の子供たちが集まった中で、最初から最後まで泣いていたのは、息子の他にあと1人ぐらいしかいませんでした。
大号泣する子供をつれてトータル2時間弱の検診。
終わった頃にはグッタリでした・・・。

けれど、さすがにその息子も3歳。
今度は大丈夫!と油断していたら、前半終わった段階で、もう帰りたいと泣き出しました。

内科医の言葉で傷つく

最初から不安そうにはしていましたが、ついに帰りたいと泣き出す息子。
まだ小さい娘が抱っこ紐に入っていたので、息子を抱っこする事も出来ず、
順番が来ても大号泣して服ぬがない、行こうとしない息子を引っ張って、
やっとの思いで内科の先生の前に連れて行きました。

診察が終わったと思ったら、その内科医の先生が「お母さんにひとこと言おうかな」と。

何を言われるかと思ったら、次のように言われました。

下の子が生まれて、この子は捨てられたような気になるんですよ!
下の子が寝たら、「あー良かった」って上の子放ったらかして家事したりするからこうなる!
これからはちゃんと上の子優先で対応してください。
お母さんの対応次第では、まだ良い子になる可能性はあります。

え? 

色々突っ込みどころ満載なんですけど・・・

下の子が寝た時こそチャンスと思って、上の子と遊ぶようにしていたし、
そもそも、今の長男が悪い子みたいな言い方にめちゃくちゃ腹が立ちました。

人がたくさんいるところが怖くて、早く帰りたくて泣いている子はそんなに悪い子ですか?
母親のせいでこの子はこんなになってしまった!みたいに言う先生に驚愕。
あまりに言われように唖然として、横にいた看護婦さんに視線を向けるも、迷惑そうな顔で外に出るように促されました。

2人育児に行き詰まっていた私だけど・・・

2人目育児が始まって、肉体的よりも、精神的にキツい毎日でした。
生まれる前から、「上の子優先!」にしないといけないのは、本、その他で読んで知っていました。

でも実際やってみたら、全然うまくいかなかった。

『赤ちゃんが泣いていても、上の子が行くなと行ったら行かない。
上の子が「行っていいよ」と言うまで行かない。』

そうしようにも、いくら待っても息子は「行って良い」などとは言いません。

赤ちゃんは多少泣かせたままでも大丈夫というけれど、どれほど放置してもいいの?

「赤ちゃんはまだなにも分かってないんだから、上の子優先で。」というけれど、
別の場面では、「赤ちゃんは小さくても、肌で色々感じている」という。

その上、下の娘は吐きやすい子で、泣くとよく吐いていたので放置することもできず・・・

結局最後は、息子に「行かないで!」と言われても、娘の様子を見に行ってしまうこともありました。

息子との時間を確保したくて、娘を寝かそうとするのに、寝かけたところで息子が起こす。
寝てくれたら、ゆっくり遊ぶ時間も出来るのに・・・

などなどなどなど、本で読むのとやるのとでは全然違いました。

全く出来なかった。

うまく出来ないけれど、イライラして怒鳴ることも多かったけど、
それでも少しでも息子の気持ちに寄り添うように気を使い、
毎日クタクタになりながら育児をしていました。

少なくとも、娘が寝た隙に、息子を放ったらかしにして、家事をしたことはありません。

それなのに勝手に、上の子を放置して家事していると決めつけられ、
息子が泣いているのは赤ちゃん返りのせいだと決めつけられ、
あんな言い方されて、私はショックで言葉が出ませんでした・・・

私の育児が行き届いてないせいで、赤ちゃん返りしている部分はあると思いますが、あの言い方には到底納得できませんでした。

おおらかな母でないと

その後の検診の間も、内科医に言われた言葉が頭の中をぐるぐる回り続け、私の気持ちは沈んでいきました。

そんな気持ちが伝わってしまったのか、とうとう娘までも泣き出す・・・

息子は相変わらず泣き止まない。

号泣する2人の子を抱えて、悔しくて、悲しくて、
検診を待つたくさんの人がいる中なのに、涙が出て来ました。

発達相談で個室に呼ばれると、部屋に入った途端堪え切れなくなり、涙ボロボロが出てきました。
他人の前でこんなに泣いたのは久しぶり。

少し泣いて、気を取り直して息子の相談。

発達相談の担当の人は、息子のビビリっぷりが異常だと思ったのか、聴覚過敏かもしれないと言いました。
そしてそこでも、泣いてしまった私は「お母さんがもっとおおらかじゃないと子供が不安になる」と言われました。

育児に対する自信が完全に崩壊

全部私の責任なのか。
私の育て方がいけないから、私がこんなことで傷つくメンタルが弱い母だから、子供が健やかに育たないのか・・・

けれど、息子がビビリなのは赤ちゃんのときからで、
4ヶ月のとき親子で参加した講座でも大号泣して受講不可能になったし、
検診や外出で人が多いところにいけば、終始泣き通しだった。

この子がどういう子供なのか。
私がどんなに悩んで今まで子育てしてきたか。
なんにも見ていないくせに、勝手なこと言わないで!

と、はね除ければいいのに、そういう強さはなく、ただただ内科医や心理士の言葉に傷ついていきました。

もう、母親ハードル高すぎて・・・
逃げ出したい気分。

検診を終え、家に着くと、私も子供たちもグッタリで、布団に倒れ込みました。

そのまま、気づいたら3人とも寝てしまい・・・そのまま4時間も、3人で眠り続けました。

私が起きた時、まだ横で眠る子供たちを見て、反省しました。
私がひどく傷ついたから、それが子供たちに伝わってしまい、こんなに疲れさせてしまったんだと思います。

おわりに

あの検診からもうすぐ3年が経ちます。

全く育児に対する自信は回復できていませんが、四苦八苦しながら育児しています。
その後、娘の検診を何回か受けましたが、淡々とやり過ごしています。

自分がHSP気質だと気付いた今は、この時こんなに傷ついてしまった自分、内科医や心理士さんの言葉を受け流せなかかった自分も少しは許せるようになりました。

また、私に似ていて、聴覚過敏と言われた息子、小さな事にビビる息子は、もしかしてHSC(Highly Sensitive Child)なのではないかと思っています。
(数年後、息子はHSCではなく、発達障害のひとつ、ASD(自閉スペクトラム症)との診断がつきました。)

これからも、自分を知って、子供たちのことも知って、少しでも良い母に近づきたいです。

HSP
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