HSPの子育てが大変な理由。実体験から考えてみた。

もうすぐ6歳の息子と3歳の娘を、毎日ヘトヘトになりながら育てています。

この春から、娘が幼稚園に通い出し、約6年ぶりに『ひとりの時間』が確保できるようになりました。

子供たちを幼稚園に送っていき、お迎えまでの数時間。
ひとりの時間。静かな時間。自由な時間。

癒される〜〜・・・・(´O`)

ひとり時間の大切さを身にしみて感じている今日この頃です。

HSPの子育てが大変な理由を、実体験から考えてみた。

ひとり時間が持てるようになって、少しだけ心に余裕ができて、こうやってHSPのことについて考える時間ができてきました。

24時間、子供と片時も離れず育児をしているHSPの方でしたら、その日その日をやり過ごすことに精一杯で、自分が何故こんなに育児が辛いのか、大変なのか考える余裕すらないのではないでしょうか。

私のように、自分がHSPだと気付かずに、ただただ自分の母としての能力の無さに自信を無くし、でも逃げ出すわけにもいかない。八方塞がりな状況で毎日を過ごしている方もいらっしゃると思います。

このブログが、そんな方の目に止まる日が来るのかは分かりませんが、私なりにHSPの育児の何が大変なのか、考えてみたいと思います。

私が思う、育児を困難にしているHSPの特徴

HSPには、素敵な一面があるというのは、もちろんそうなのでしょう。

けれど、HSPだと分かってから自分の今までの子育てを振り返った時に、「この気質のせいでこんなに大変だったのか!」と思うことが結構ありました。(HSP気質のせいだけじゃないものもあると思いますが)

私が思う、育児を困難にしているHSPの特徴をまとめてみました。

特徴① とにかく疲れやすい

育児はとにかく疲れます。
子供たちが寝たのと同時に、自分も意識を失い、気づけば朝!
「子供を寝かしつけてから、自分の時間を確保する」などまず無理でした。

もっと若いうちに子供を産んでおけば、こんなに疲れなかったのかな・・・
もっと体力付けておけば、こんなにヘトヘトにならなかったのかな・・・といつも思っていました。

けれど、私の体力不足だけの問題ではなく、HSP気質の影響もあったのかもしれません。

HSPは、いつも周りに神経を張り巡らせているため、非HSPに比べて疲れやすい特徴がある上に、非HSPでも大変な24時間労働の育児をするのですから、疲れて当然です。

子供は何をしでかすか分かりませんから、敏感なHSPは常にハラハラドキドキ
そんな状態がずーーーっと続くのですから、子供が寝る頃にはヘトヘト。

疲れて子供と一緒に寝てしまっては、1人で気分転換する時間も確保できませんし、疲れていると、些細なことでもイライラして子供に当たってしまったりして、良いこと無しです。

特徴② マルチタスクが苦手

HSPは、複数の作業を同時進行するのが苦手と言われています。

それなのに、子育ては、常に複数のことを同時進行することが求められます

子供が2人以上いる場合はもちろん、圧倒的なマルチタスク状態ですが、
1人しか子供がいない場合でも、家事をしている時も、買い物をしている時も、トイレもご飯も風呂も、全部、子供の相手をしながらです。
寝ている時でさえ、定期的に起こされ、寝ながら授乳したり・・・

24時間、マルチタスク状態。

「子育て・・・無理・・・」とHSPママが感じるのも当然だと思います。

特徴③ 1人になる時間が必要

ひとりの時間が落ち着くHSP。
ひとりになってボーーッとする時間はHSPにはとても大切なものですが、子供が小さいうちはなかなか思うように取れませんよね。

冒頭でも書きましたが、ひとり時間の大切さを、今しみじみ感じています。
私も、特に娘が生まれてからの3年間は、ほぼほぼひとり時間ナシでした。

娘はとにかく私にべったりで、1歳4ヶ月までは、夫ですらも抱っこを拒否。
泣くとすぐ吐く子で、預けるとその日食べたものを全部吐くほど泣いて嫌がるので、離れることができませんでした。

どうしてもひとりになりたくて、トイレにこもってみるものの、すぐに見つけられて扉をドンドン叩かれる。
「このまま消えてしまいたい・・・」と思うほど追い詰められていた時もありました。

本当に、ひとり時間大事。

特徴④ 怒りをコントロールできない

私はこれが本当に辛かったです。
昔から短気ではあったのですが、子育てし始めてからが特にキツかった。

HSPは、怒りのスイッチが入ると止まらなくなる傾向があるらしく、これは育児においては最大の欠点なのではないかと思います。

HSPにとってストレスフルな育児。
些細なことで感情が爆発して、子供当たってしまう。

『叱らない子育て』『穏やかなママ』という理想の子育てとは程遠い育児しかできない自分を責め続けて、子供の寝顔に謝り続けてきました。

この怒りは、自分の中の「こうあるべき」「そうすべき」という考えがあり、そうならないから怒るのだそうです。

怒りは第二次感情です。「こうあってほしい」という期待や理想が裏切られた時、「わかってほしい」のにわかってもらえなかったときに怒りが生まれます。「苦しい」「悲しい」「辛い」「寂しい」「悔しい」「不安だ」「できない」などの第一次感情がその裏に潜んでいます。怒りを噴出させて攻撃するのではなく、裏の感情(本音)に目を向け、それを相手に伝えるのです。

敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本 P85より

カッとなって、感情のままに子供を怒鳴りつけてしまったときの後味の悪さ・・・
できれば二度と味わいたくないですね。
怒りの原因を突き詰めていけば、怒りをコントロールできるようになる日が来るのかもしれません。

特徴⑤ すぐにパニックになる

子育ては、予想外のことの連続ですよね。
それなのに、ちょっとしたことでパニックになるのですから、とても子育てに向いているとは思えません。

母親たるもの、多少のことでは動じずにどっしり構えていたいもの。

けれど実際は、

  • 子供の鼻血が止まらなくてパニック。
  • プールの水を部屋の中に撒き散らされてパニック。
  • 部屋の中に落ちているウンチを見つけてパニック。
  • 子供2人に同時に騒がれてパニック。 などなど・・・・

本当、情けなくなってきます・・・

特徴⑥ 些細なことで傷つく

毎日毎日、子供中心の生活。
自分のことなど後回しで、遊ぶ時も、叱る時も、常に子供のためなればと毎日奮闘していた矢先。

突然、息子の口から発せられた言葉。

「お母さんなんかキライ!」

えーーー・・これだけのことでこんなに傷つくー!? と思うほど傷つきました。

その後も繰り返し、何度も何度も「キライキライ、大っ嫌い!!」と繰り返す息子の言葉に傷つき、悲しいを通り越して、まさかのブチ切れ・・・(._.)

「お母さんはこんなにあんたのこと考えて毎日毎日やってるのにーー!!

と我を忘れて半泣きでキレる。

また別の日の夜、寝る前の息子が突然こう言いました。

「今日寝て、このまま僕が二度と目を覚まさなかったらどうする?」

一気に妄想の世界に入ってしまった私は、その時の状況をあれこれ想像してしまった挙句、「そんなこと言わないで・・・」と涙ぐんでしまう始末・・・

こんな情緒不安定な母親ですみません。

特徴⑦ 人付き合いが苦手

幼稚園に通い始めてからが特に問題だと思います。
世の中のママさんたちの社交性の高さと言ったら凄いです!想像以上!
子供にとっても、お母さんが社交的であった方がメリットが大きいように思います。

子供は子供同士で遊ぶのが大好きですよね。
お母さんが社交的な場合、お友達と遊ぶ機会をたくさん作ってあげることができます。

私も無理して頑張っていた息子が年少の頃は、降園後の公園遊びもしょっちゅうで、お友達の家に遊びに行かせてもらうこともありました。
季節ごとのイベントにもたくさん参加し、息子も楽しそうにしていました。

けれど、1年間無理しすぎたせいか、年中になった頃にはもう頑張れなくなってしまいました。
その結果、年中で幼稚園以外でお友達と遊ぶ機会を作ってあげられたのは、たったの2回でした。

私がもっと社交的だったら・・・と、今もいつも思っています。

特徴⑧ 片付けが苦手

片付けが苦手なHSPもいます。

子供はビックリするぐらいの速さで、部屋の中をグチャグチャにしていきますよね。
片付け下手だと、散らかす速さに片付けの速度が追いつかず、部屋の中が常に汚い状態になります。

子供が赤ちゃんの頃は、床をハイハイしたり、あらゆるところを舐めまわしますから、部屋は清潔にしておかなければなりませんし、そもそも汚い部屋は、気持ちをズーンと沈ませます
育児に疲れた時、ハッと気づくと部屋が汚い・・・これは結構ダメージ大きいです。

綺麗な部屋で、子育てしたいな・・・と常日頃から感じています。

片付けについて以前書いた記事はこちら↓

HSPで良かった!と思う育児のポイント

大変大変〜、育児向いてない!と嘆いていても、生まれ持ったHSPの気質は変えられませんし、落ち込んでいる間にも子供はどんどん大きくなっていきます。

HSPでしんどい育児の中にも、キラッと光る宝物みたいな瞬間はあります。

今だから思う、HSPでよかった〜と思うポイントも考えてみました。

子供の考えていることが、なんとなく分かる

あ、今日はなんだか様子がおかしいな・・・?ということには敏感に反応できます。

「幼稚園行きたくない・・・」となった時も、その気持ちに寄り添ってあげることができます

説教されて納得していない時も、
うっかり妹を押し倒してしまった時も、
園庭の砂場で悔しそうに涙を浮かべている時も、
表情を見れば、その時何を考えているのか、なんとなくわかることが多いです。

本当にそれが正解かどうかは不明・・・

HSC(Highly Sensitive Child)の気持ちが分かる

自分がHSPだから、HSCの気持ちがわかります。
息子はHSCっぽいのですが、自分とそっくりな部分が多くて心配になります。

ビビりで、敏感で、傷つきやすくて、男の子だったらもっと強気で行ってほしい!と思うところですが、自分がそうなので、「それも仕方ないよな・・・私に似てしまったんだな」と納得していました。

あまりにビビりなので、『聴覚過敏』を疑われたこともあったのですが、「聴覚過敏というよりは、ただのビビりだよな・・・」と息子がビビる感覚がわかっていたため動揺せずに済みました。

子供たちの素晴らしさに、人一倍感動できる

これが1番良かったことだと思います。

自分が子供を育てるまで、子育てがこんなに大変でキツいことだとは知りませんでした。
そして、子供がこんなにも純粋で可愛い存在であるということも知らなかったです。

子供を抱きしめた時の暖かさ、柔らかさ、匂い。
超音波かと思うほどの高い声で、お母さん、お母さんといっぱい話しかけてきてくれます。
小さい体で毎日いっぱい考えて、一生懸命、前向きに生きている姿に感動します。

こんな可愛い姿をいつまでも見ていたいなぁ〜・・・と、いつか離れていく日を感じながら、思っています。

HSP気質をこじらせている、決して良い母ではないこんな私にも、毎日「大好きだよ」と言ってくれる。
無条件で「大好き」と言ってくれる子供の存在は大きいです。

母として私がなにか失敗した日でも、私に怒られて泣きながら眠った翌朝でも、
いつも私を許して、何もなかったかのように笑顔を見せてくれる。本当に頭が下がります・・・

これがあるから、HSP気質が子育てに向いていなくても、大変なことがたくさんあっても、どうにかこうにかここまでやってこれたんだなと思います。感謝感謝です。

さいごに

今回は、自分の体験から思うHSPの子育てが大変な理由を考えてみました。

HSPには色んなタイプがあるそうなので、全然当てはまらないという方もいらっしゃると思いますが、こんなタイプもいるのかと読み流していただければと思います。

明日もまたHSP気質の良いところも大変なところも、全部ひっくるめて、育児に臨みたいと思います。

HSP
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コメント

  1. 響子 より:

    この記事を見つけて、何度も泣きながら読ませてもらっています。HSPの私と、軽い発達障害のある長男、生後10ヶ月の次男に振り回されながら過ごしています。子供の気持ちが分かりすぎる為に、自分が叱った後も子供が落ち込んでいるのが分かるとこちらも罪悪感に見舞われていたたまれなく思ってしまいます。
    でも、本当に子供の成長一つ一つに感動出来る所は良かったと思います。いつかは離れていく日が来るから精一杯子供と関わって、愛情を注いでいきたいです。

    • こん こん より:

      コメントいただきありがとうございます!
      私も響子さんのコメントを読みながら涙が出ました。書いてよかった!
      次男さんが10ヶ月とのことで、とても大変な時期ですよね。
      私も二人目が産まれてからは大変すぎて大変すぎて、良い思い出もあったはずなのに、辛かった記憶が真っ先に思い出されます(^^;)
      今は娘も4歳になり、だいぶ楽になりました。長男の方は小学生になり、「いつか離れて行く日」が近づいているのを感じます。
      響子さんのコメントを読んで、私も愛情注いでいこう!と思いました。ありがとうございます!